全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

ものづくり大賞で優秀賞 自己治癒コンクリート  苫小牧の會澤高圧コンクリート

會澤高圧コンクリート(本社苫小牧市)は、第9回ものづくり日本大賞(経済産業省など主催)で優秀賞を受賞した。バクテリアの代謝機能を使った自己治癒コンクリートの開発チーム5人が選ばれた。コンクリート業界の脱炭素化に大きく貢献する技術で、同社は「自己治癒の技術が広く知られるようになった」と喜んでいる。

ものづくり日本大賞の優秀賞を受賞した會澤高圧コンクリートの開発チームメンバー

 同賞は、ものづくり産業を発展させていくため、特に優秀と認められる人を表彰する制度。2005年に創設され、今回、総理大臣賞2件、経済産業大臣賞13件、優秀賞28件が選ばれた。同社の受賞式は2月に札幌市内で行われる。

 同社の自己治癒コンクリートは、特殊培養したバクテリアとポリ乳酸を生コンクリートの製造時に配合。コンクリートにひび割れが発生してもバクテリアの代謝活動で排出する炭酸カルシウムが修復を行う。コンクリートの長寿命化により、製造時の二酸化炭素(CO2)が削減でき、脱炭素社会の実現に貢献することが高く評価された。

 現在、自己治癒コンクリートは主に公共事業の土木工事で使われているが、技術を生かした建設資材の開発も進めているという。

 今回の受賞について、同社の會澤祥弘社長は「バクテリアの代謝をひび割れの修復に活用する技術の開発には、粘り強い取り組みが必要だった。世界で初めて量産化を成し遂げたチームを誇りに思う」と喜ぶ。

 開発チームの酒井亨専務は「受賞できてとてもうれしい。自己治癒コンクリートの量産体制が整っており、ゼロカーボン社会の実現に貢献したい」と力を込めた。

関連記事

釧路新聞社

シマフクロウのひな1羽誕生 釧路市動物園【釧路市】

 釧路市動物園(鈴木貴博園長)は23日、シマフクロウのアオイ(雌、2019年生まれ)とR黄(アールき)(雄、18年生まれ)の間に1羽のひなが生まれたと発表した。同園では32卵目、同つがいにとって...

釧路新聞社

トキシラズ初水揚げ 定置網漁、市東部漁協「今後に期待」【釧路市】

 春のサケ・マス定置網漁が解禁となり、釧路市東部漁協で24日、高級食材として知られるトキシラズ(回遊中のシロザケ)などが初水揚げされた。  釧路管内の定置網漁は21日に解禁。同漁協では同日から網...

長野日報社

担任の急な休み、代替教員が授業 長野県辰野町教委支援事業

 長野県辰野町教育委員会は今年度から、公立小学校で担任が急な休みを取った場合に代替教員を充てて対応する「学級担任緊急代替支援事業」を導入した。町教委独自の取り組みで、担任の不在による自習などを...

紀伊民報社

二階氏三男に出馬要請 次期衆院選の新2区 和歌山県町村会

 和歌山県町村会(会長=岡本章九度山町長)は24日、自民党の二階俊博元幹事長の公設秘書で、二階氏の三男に当たる伸康氏(46)に、次期衆院新2区への立候補を要請した。伸康氏は「今は秘書の立場。これ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク