１１選手加入、スローガンは「共鳴」

　サッカーＪ２レノファ山口は２２日、山口市秋穂二島の県セミナーパークで新体制発表会を行った。新加入１１選手（うち１人は復帰）を迎え、８年目のＪ２リーグを戦う。１６位だった昨季に続いて指揮を執る名塚善寛監督は、集まったサポーター約２００人を前に「Ｊ１昇格を目標に、前向きで攻撃的な最後まで諦めないサッカーで結果を求める」と誓った。

　会には渡部博文社長、名塚監督、新加入の選手らが出席。渡部社長は「より良いチームへの変革の時を迎えている。選手の気持ちを理解し、試合に集中できる環境を整えたい」と抱負を述べた。

　Ｊ２大宮アルディージャからの加入で話題を集めたＭＦ矢島慎也選手は「昇格プレーオフに進めるように頑張る」と力強く語り、Ｊ２ベガルタ仙台から加わったＦＷ皆川佑介選手は「ストロングポイントは雪道の運転」と発表して笑いを誘った。　新キャプテンは佐藤謙介選手、副キャプテンは前貴之選手、高木大輔選手、生駒仁選手が務める。佐藤選手は「躍動感あるチームづくりのために、先頭に立って引っ張っていく」と意気込みを語った。

　今季のスローガンは「共鳴―キープ・オン・チャレンジング」に決定。考案した名塚監督は「チームに関わるすべての人が、同じ目標に向かって進んでいきたいという願いを込めた」と明かした。

　チームは２７日～２月４日に鹿児島県でキャンプを行い、開幕に備える。開幕戦の相手は昨季１９位の大宮で、２月１８日午後２時から山口市の維新みらいふスタジアムで行われる。