初の小学校バンドフェス開催 奄美市名瀬地区 5校の児童が演奏披露し交流

各校6年生による合同演奏もあった名瀬地区小学校バンドフェス=21日、鹿児島県龍郷町りゅうゆう館
鹿児島県奄美市名瀬地区の小学校バンドフェスティバルが21日、龍郷町りゅうゆう館であった。初の開催で、奄美、伊津部、名瀬、小宿、朝日の5校でそれぞれ吹奏楽部などに所属している児童たちが参加。個性豊かな演奏で観客を魅了し、音楽を通して交流を広げた。
バンドフェスティバルは児童たちの親睦を深めるとともに、互いの演奏を聴く機会をつくるのが目的。伊津部小さざ波バンドがオープニングを飾り、太鼓や三味線、ほら貝の音色に掛け声や手踊りも加えたにぎやかな祭りの調べで開幕した。
朝日小吹奏楽部は、優しい音色で民謡やポップスなどなじみ深い3曲を披露。小宿小吹奏楽部は、楽器パートごとに見せ場をつくり観客席で鑑賞する児童たちも大きな拍手で応えた。
名瀬小吹奏楽部は、メドレーでさまざまなテンポの曲を演奏し人気アニメの世界を表現した。奄美小ビューグルバンドは、音のメリハリを利かせた演奏で聴衆を引き込み会場を盛り上げた。
会場には児童の家族ら約170人が詰め掛け、演奏に聞き入っていた。最後は5校の6年生31人による名瀬地区ドリームバンドの合同演奏があり、豊かな音色に会場から温かい拍手が送られた。
参加した児童からは「(新型コロナウイルスの影響で)ずっと演奏会がなかったのでうれしい」「大会よりもリラックスして他の学校の演奏を聞けた」などの声が聞かれた。
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