大島、準Vで九州大会へ 鹿児島県高校新人ラグビー

決勝の大島―玉龍戦。試合終了間際に意地のトライを決める大島の奥田寛太(右)=21日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場
第45回鹿児島県高校新人ラグビーフットボール競技大会(県高校体育連盟・県教委主催)は21日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場で10人制を続開した。予選リンク戦Bパートを1位で突破していた奄美市名瀬の大島は、準決勝で加治木・鹿屋・鹿屋工業の合同チームに40-0と快勝。決勝は鹿児島玉龍と対戦し、5-14で敗れたが、2019年以来となる準優勝を飾った。大島は九州大会の出場権(上位3チーム)も獲得した。
大島の中原誠一監督「いい準備をして決勝に臨んだが、結果につながらなかった。決勝の後半はいいペースで流れをつかんだ。そこで正確なプレーができなかったのが勝負の分かれ道だった。九州大会では強豪との試合がある。しっかりと勝ち切ることができるチームを目指していきたい」。
大島の西田徠夏主将(2年)「新人戦で優勝することを目標にしていた。声を出して大高らしい雰囲気で試合に入ったが負けてしまった。自分たちのいいプレーを一つでも多く出さなければ勝てないことが分かった。きょうの悔しさをバネに島に帰ってもっと練習し、九州大会ではリベンジしたい」。
▽準決勝 鹿児島玉龍46-0鶴丸、大島40-0加治木・鹿屋・鹿屋工業合同▽3位決定戦 加治木・鹿屋・鹿屋工業合同24-5鶴丸 ▽決勝 鹿児島玉龍14-5(7-0、7-5)大島
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