標津農協の事例紹介 道東地域オンラインで農福連携セミナー【釧路】

オンラインで事例紹介する標津農協の宮島主査
農林水産省北海道農政事務所は20日、道東地域における農福連携推進セミナーを釧路、帯広、北見の会場とオンラインで開催した。障害者の農業分野での活躍を通じて農業経営の発展とともに、障害者の自信や生きがいを創出し社会参画を実現する農福連携推進に向けて情報交換した。
基調講演で酪農学園大学の義平大樹教授は、酪農や畜産で農福連携を進めるメリットについて、冬期間にも一定量の仕事があることや毎日同じパターンで仕事が進むので熟練しやすいことなどを挙げて説明。続いて、北王農林(十勝管内幕別町)の藤原昇常務ときたみらい農協(北見市)の菊池光祐主任、標津農協の宮島望主査が事例紹介した。
標津農協の宮島主査は、子牛ハッチの除ふんや搾乳室の清掃など軽作業を担う人材として、福祉事業所のくれすとぱすてる(中標津町)と連携して障害者を酪農家に派遣する取り組みを紹介。「普段、後回しになってしまう作業を処理してくれた。子牛の事故が減ったなどの成果があった」と話した。
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