必要・効果性高い施策を 来年度予算の市長査定始まる【宇部】

宇部市の2023年度当初予算の編成作業は大詰めを迎え、篠﨑圭二市長による査定が19日、市役所で始まった。2年目を迎える第5次総合計画前期実行計画の推進に向け、11部局の施策や事業について精査している。23年度は、コロナ禍と物価高騰への対応や、前期実行計画に掲げた「暮らし安心・安全プロジェクト」など四つのプロジェクトに重点的に取り組む。
予算編成の基本方針は▽目標の達成に向けた根拠に基づく政策立案(EBPM)や共創・連携の考え方を取り入れた施策の構築▽市民サービスの向上と行政運営の効率化に向けたデジタル技術の活用▽市民ニーズへの対応を目的とした実効性の高い事業スキームの構築―など9点。昨年11月に各部局に通知した。
査定は19、20、23日の3日間で、篠﨑市長と藤崎昌治副市長が各部局の予算を審査。予算案は市議会3月定例会に上程される。初日は午前10時に始まり、総合政策部の古林学部長が総括説明を行った。
篠﨑市長は「厳しい財政状況を踏まえ、22年度に実施した行財政改革の結果やEBPMの手法を活用し、必要性、効果性の高い施策の推進に取り組む」と話した。
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