東京での展示・販売会好評 本場奄美大島紬産地再生協 出身者価格も設定

多くの来場者でにぎわった本場奄美大島紬・新春販売会=15日、東京
本場奄美大島紬産地再生協議会は、15、16の両日、東京・台東区の集宴会施設で新春販売会を開催した。本場奄美大島紬の新作や在庫品約150反を展示し、特価で販売。帯やバッグなどの小物類にも注目が集まった。
15日に開催された東京奄美会賀詞交歓会に合わせて開き、初日の15日には大勢の東京奄美会会員が訪れた。
会場には反物や小物がずらりと並び、手に取って熱心に品定めする来場者の姿も。在庫品コーナーでは3割引の値札を付けた商品もあった。
説明、販売に当たった本場奄美大島紬販売共同組合の元雅亮理事長は「出身者価格も設定し、新作だけでなく在庫品の色あせない魅力も訴求できた」と手応えを強調。南晋吾副理事長は「帯や大島紬で作ったバッグ類も好評。来場者との会話から見えた課題を島にフィードバックしたい」と語った。
会場を訪れた奄美市出身の60代女性=東京=は「在庫品の定期的な展示会を希望したい。時を経ても色あせないのが大島紬の魅力」と、郷土の伝統産業の素晴らしさを再確認していた。
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