おいしいアッタドコネできました 奄美の伝統野菜 名瀬有良地区で収穫
収穫したアッタドコネを前に笑顔を見せる奄美ティダの環の会員ら=18日、鹿児島県奄美市名瀬
鹿児島県奄美市名瀬有良の特産品「アッタドコネ(有良ダイコン)」の収穫が18日、同集落であった。収穫したのは同市名瀬のNPO法人奄美ティダの環(平田暉子代表)の会員ら。今年は暖冬で生育が懸念されたものの、会員らは「真っ白で柔らかく、おいしくできた」と太鼓判を押した。
県の伝統野菜や奄美市の一集落1ブランドに指定されている作物。現在集落内では10人ほどの生産者が伝統を受け継いでいるという。会員らは12アールほどの畑に昨年9月に種をまき、大切に育ててきた。今年は約250本の収穫を見込んでいる。
煮崩れしにくく、甘みと辛みのバランスがいいのが特徴。平田代表は「今年は天候の関係で中ぶりのものが多いが、味はいい。最近は葉っぱも人気で、おひたしやふりかけにして楽しんでいる人も」と話した。
22日は午前10時から、同市名瀬のティダ館で販売会を実施する。数に限りがあるため、1人1本までの協力を呼び掛けている。
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