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荘内日報社

“巨大なタイムカプセル” 児童の思い出込めて 改築工事使用コンクリ杭にメッセージ

朝五小4―6年生半世紀後再び“会う”日まで

 改築工事が進められている鶴岡市立朝暘第五小学校(齋藤禎行校長、児童364人)で13日、4―6年生が工事で使用するコンクリート杭に夢や目標、工事業者への感謝のメッセージなどを書き込んだ。杭は50~60年後に再び同校が改築される際、土中から引き出される可能性があり、巨大なタイムカプセルとして児童たちの思い出に残る。

 同校の改築工事および第五学区放課後児童クラブ(学童保育所)の新築工事は2022年10月に着工。24年の夏前の完成が見込まれている。新校舎完成前に卒業する5、6年生と新校舎で最初の卒業生となる4年生から、朝五小で学び生活した思い出や感謝を残してもらおうと、齋藤校長がコンクリ杭へのメッセージ書きを提案したところ業者側も快諾した。

 この日、4―6年生がクラスごとに長さ13メートルと8メートルのコンクリ杭2本へメッセージを書いた。自分の名前や日付、目標や夢、イラストなどのほか、工事業者へ「お仕事がんばってください」「りっぱな校舎が建ちますように」といった感謝の言葉がつづられた。4年生の林湊君(10)は「何十年後になるか分からないけど、土の中から杭が出てきたら見てみたい」と話した。

建物の基礎部分を支えるコンクリ杭に、子どもたちがメッセージを書き込んだ

 建設工事を担当している佐藤工務・佐藤組・山口工務店JV(特定建設工事共同企業体)の現場代理人の上野将光さんは「長く鶴岡市内の工事現場に携わっているが、こうした取り組みは初めて見る。業者への感謝の言葉もあり思わず笑顔になる。みんなモチベーションが高まっている」と話していた。

「お仕事がんばってください」と、工事業者への感謝の言葉も書かれた

 コンクリ杭は建物の沈下を防ぐため、基礎部分を支える重要な工材として土中に埋められる。齋藤校長は「子どもたちが年を取った後、土中から出てきた杭を見て朝五小で過ごした思い出を振り返ってもらえれば」と話していた。

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