空高く揚がるかな 小学生が伝統の能代凧作り

能代凧作りを通じて古里の伝統に触れた参加者(能代市中央公民館で)
能代市中央公民館主催の「ちびっ子公民館」の能代凧(たこ)作りは12、13の両日、同公民館で開かれた。約20人が参加し、凧作りや完成した凧を飛ばすなどして古里に伝わる伝統工芸の魅力に触れた。
自然や歴史に触れる体験活動を通じて、自ら物事を考え判断する力を身に付け、古里の良さを見直してもらおうと小学3、4年生を対象に毎年実施。今年度は昨年7月29日に始まり、宿泊体験や各種レクリエーション、木工作体験などさまざまな活動を行ってきた。
今年度最後のプログラムである能代凧作りは、能代凧保存会の協力で行われ、参加者は定番の男女のべらぼう凧や武者絵などから好きな絵柄を1種類選んで制作。初日に下絵を描いたり、竹を使って骨組みし、最終日に色塗りに挑戦。保存会員のアドバイスを受けながら丁寧に作業を進め、完成後は市文化会館裏の臨時駐車場で凧揚げを楽しんだ。
金田夏海さん(渟南4年)は「紙を骨組みに貼り付けたり、はみ出さないように色を塗るのが大変だった。(武者絵の)目に絵の具が広がって失敗したけれど、それ以外の部分は上手に塗れた」と話していた。
活動終了後、閉講式が行われ、小林純館長が受講者1人ひとりに賞状や写真を贈った。
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