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郷土の石仏文化学ぶ 高遠小6年「石工探検隊」 長野県伊那市

建福寺で石仏を見学する参加者ら

長野県伊那市の高遠小学校6年生は、石仏を学んでいる大人と一緒に同市高遠町の郷土文化を勉強する「高遠石工探検隊」の活動を始めた。同市観光協会の学習講座の受講生有志と共に現地見学や座学を通し、高遠石工への理解を深めていく。2月中旬まで全4回を予定。初日の13日は児童31人と有志5人が建福寺などに出掛け、高度な加工技術に改めて注目した。

児童は地域学習に関連して石仏を学ぶに当たり同協会に相談。同協会は2020年から開いている「GOTO石仏ツアー高遠石工講座」の受講者から有志を募り、世代間交流も兼ねた学び合いの場として協力した。

探検隊の活動はフィールドワークのほか、高遠石工研究センターの担当者を講師にした「おはなし会」を予定。児童たちは2月の参観日で学習成果の発表を目指すという。

建福寺では、高遠石工の中でも著名な守屋貞治の「西国三十三所観世音菩薩」を見学。交通事情の不便な時代に遠方まで赴かなくても各地の観音様を拝むことができるように作られたという。児童たちは先人の表現技術をじっくり観察し、有志からの説明にも熱心に耳を傾けていた。

児童は石仏の緻密な造形に関心を寄せて「見れば見るほど出来栄えに引き込まれる」と感想。「守屋貞治の作品を追っていくのは楽しく、ほかの石仏も巡ってみたい」と話していた。

北原滋夫さん(74)=同市高遠町=は「子どもたちもいろいろ調べていて自分も楽しい。高遠の魅力に気付いてもらい、地域の素晴らしさを見つけてほしい」と期待していた。

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