冷たさこらえ正拳突き 八峰町白瀑神社で滝浴び修行

滝のしぶきを浴びて、正拳突きを繰り返す参加者たち(八峰町八森の白瀑神社で)
国際空手道連盟極真会館秋田支部(伊藤和摩支部長)は8日、八峰町八森の白瀑神社で滝浴び修行を敢行した。県内から参加した73人が冷たい滝つぼに入り、気合のこもった正拳突きを繰り返して心身を鍛錬、今年1年の上達と活躍を誓い合った。
白瀑神社は仁寿3(853)年に慈覚大師が創建したと伝わる。神社裏手の白瀑(高さ約17㍍)では毎年8月1日の例大祭に合わせ、男集に担がれたみこしが滝つぼに入る「みこしの滝浴び」が行われる。
同支部は平成24年度から八峰町で県内各道場合同の冬期合宿を実施し、白瀑神社への参拝と滝浴び修行も取り入れている。今年は7、8日の1泊2日の日程で同町八森のあきた白神体験センターに宿泊しながら寒稽古に取り組み、8日は小学1年生から60代までの男女73人が同神社を訪れた。
代表者らが社殿で神事に臨んだのに続き、全員でランニングをして白瀑の前に集合。神垣睦廣宮司からおはらいを受けた後、小学生から一般まで順に滝つぼに入った。
秋田地方気象台によると、同日午前10時の同町八森地域の気温は2・5度。身を切るような水の冷たさに悲鳴を上げる参加者が見られた一方、上半身裸で臨む人も多く、勢いよく流れ落ちる滝のしぶきを浴びながら力強い正拳突きを披露した。さらに気合を入れようと、滝つぼに潜ったり滝に打たれに行く〝猛者〟もいた。
昨年に続いて参加した同支部能代道場の後藤聡佑君(第五小5年)は「去年より冷たかったけど、気合が入った。今年はちゃんと蹴りを入れられるようになりたい」と話した。同じく能代道場の小杉山暖君(同6年)は「道場対抗の団体戦で今年も優勝したい」、中川倫太君(同5年)は「去年は東北大会の組手で準優勝だったので、今年は優勝を目指したい」とそれぞれ誓っていた。
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