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北羽新報社

伝統のまとい振り勇壮に 能代市で消防出初め式

消防人としての誇りと意気を示してまとい振りを披露(能代市畠町で)

 能代市で5日、新春恒例の出初め式が行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続き出席人員を減らすなど規模を縮小。消防団員らはまとい振りや分列行進を堂々と披露して消防人としての心意気を示すとともに、有事の際は地域防災のため尽力することを誓い合った。

 能代地域では全17分団の団員約210人とポンプ車、小型動力ポンプ付き積載車17台が畠町通りで分列行進に臨んだ。斉藤市長や市消防団の渡辺正人団長、能代山本広域市町村圏組合消防本部の高杉誠消防長らが観閲する中、まとい振り隊・木遣(や)り隊が「三三九度」や「能代振り」などを披露。続く分列行進では、団員らが勇ましい表情で雪道を行進し、消防人としての誇りを示した。
 二ツ井地域では、7分団の団員約70人が、一面雪に覆われたきみまち商店街で分列行進を披露。通り沿いでは住民が出迎え、凛々(りり)しい姿の団員たちに拍手を送って応援していた。
 団員たちはJR二ツ井駅前から音楽隊の演奏とともに出発。消防人として住民の生命と財産を守る役割を担うという自覚と決意を新たに、背筋を伸ばしてきびきびとした行進を見せた。
 羽後信用金庫二ツ井支店前では斉藤市長の観閲を受けたほか、沿道では住民らが拍手を送って厳寒の中でも堂々と行進する団員たちを激励した。
 市文化会館大ホールで行われた式典には、両地域の団員と同消防本部職員らが出席。斉藤市長は昨年発生した大雪や大雨災害で活動に当たった消防団員や消防職員らに感謝を述べたほか、4月の消防団再編に触れて「新体制での消防団活動がスタートするが、団長をはじめ、副団長、団幹部におかれては新体制移行後も一致団結して地域防災の中心として市民の安心・安全の確保に向け、尽力いただきたい」と呼び掛けた。
 渡辺団長は「地域の安心・安全のため、住民に信頼される消防団を目指し、団長として鋭意取り組むことを誓うとともに、職務にまい進していく。団員にもなお一層の精進をお願いする」、高杉消防長は「消防の使命は災害が発生した際には地域住民の生命・身体を全力で守ること。団員の皆さんも常に万全の体制を維持し、有事の際はお力添えいただきたい」とそれぞれ訓示した。
 有功章や永年勤続功労章など各種表彰に続き、有功章を受けた二ツ井第5分団の田中雅樹分団長が「本日の受章を契機にわれわれ団員は一層団結して災害の予防鎮圧のため、職務にまい進することを誓う」と謝辞を述べた。
 渡辺団長の答辞の後、地域の無火災・無災害を願って、出席者全員で万歳三唱した。

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