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厚岸のスター佐藤龍世選手が野球教室【厚岸】

 【厚岸】町出身のプロ野球選手で、埼玉西武ライオンズの佐藤龍世選手による野球教室が30日、1月4日にオープンする町多目的屋内スポーツ施設「あすた」で行われ、町内の野球チーム「厚岸レッドブリッジスポーツ少年団」の25人が指導を受けた。

 同教室は「あすた」のこけら落としもかねて開催された。佐藤選手としてもプロ野球選手として初めて、故郷で野球を通じた交流の機会となった。子供をマンツーマンで指導するため、限られた人数での実施となった。

 この日は同チームのコーチや佐藤選手らが指導を担当、参加者はキャッチボールやノック、打撃などの基礎的な練習メニューに取り組んだ。キャッチボールで佐藤選手は「暴投してしまったら大変。相手の胸に丁寧に投げることと、相手と自分をラインで考え、横にずれないように意識してほしい」と助言した。

 また、「守備はバウンドに合わせて取るのが一番大事」「打撃で一番必要なのはタイミングを合わせること」ともアドバイス。その後は佐藤選手が投手となり、打者となった児童たちと3スイング勝負で対戦。子供たちは憧れのプロ選手相手に力いっぱいバットを振り抜くなど、楽しいひとときを過ごした。

 参加者の奥谷太志君(厚岸真龍小6年)は「緊張したけど楽しかった。守備の時に教えてもらった制球のこつ、ラインに合わせることを実践していきたい」と笑みを浮かべた。佐藤選手は「これからも野球をやめないで勉強と両立し続けてほしい」と、未来のプロ野球選手となり得る後輩たちにエールを送った。

守備の見本を見せる佐藤選手

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