
自家製の栗を原料に製品化された初崎製作所による「あまぐり和紅茶」と「あまぐり焙じ茶」
長野県宮田村大田切の精密機器製造・初崎製作所(初崎常利社長)は、自家栽培した栗を活用した紅茶とほうじ茶2種類の「美栗」シリーズの販売を始めた。いずれも県産原料のみの使用。上伊那地方の美容院や菓子店、道の駅などで販売している。
商品名は「あまぐり和紅茶 美栗」と「あまぐり焙じ茶 美栗」。同社は精密機器製造を主事業としているが、2009年の農地法改正による一般法人の農業参入にならい、事業の第2の柱として13年、アグリ事業に着手。初崎社長が「幼少時代に食べた甘栗の味が忘れられない」と生産品は栗と決め、本社敷地周辺と飯島町七久保の合わせて3ヘクタールに約1200本の中国栗の一種を「しなのあまぐり」として定植。20年から収穫を開始し、今年は昨年の約2倍の約150キロを収穫した。
お茶に加工したのは、品物に付加価値を付けるとともに通年販売を可能とするため。
「和紅茶」は紅茶の持つリラックス効果や抗酸化作用、殺菌・抗菌作用などが魅力。「焙じ茶」は甘栗のさわやかな香りと茶の香ばしさで一息つく時間を楽しませてくれる。
「和紅茶」は個別包装1パックが162円。10パック入りが1296円、茶葉状態の缶入り50グラムが2430円。「焙じ茶」は10パック入り1296円(いずれも税込み)。
初崎社長は「忙しい生活の中でリラックスする手段として良い香りと味を楽しんで」と利用を呼び掛けている。問い合わせは同社(電話0120・900・754、eメールinfo@hatsuzaki-seisakusho.co.jp)へ。
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