全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

図書室は一般開放、教室にも工夫 来春開校の 「早来学園」 安平

2018年9月に発生した胆振東部地震で校舎が被災した安平町早来中学校の再建として、今秋新たに整備された「早来学園」。来年の供用開始を前に、町内外の教育関係者や報道機関などに公開された。「教育のまち」をうたう町らしく、町民が子育てに夢を抱いたり学校を身近に感じたりするような造りとなっている。

カーペットを敷いたユニークな造りになっている英語の教室

 ■一般開放する図書室

 図書室、家庭科室(キッチン)、美術室(アトリエ)は一般にも開放する。

 中でも図書室は子どもたちと住民をつなぐ憩いの場になる。図書は早来地区の小、中学校4校や早来町民センター内にある約5万冊を集約。ゆったり読書ができる空間を暖炉の前などに整備し、幼児向けスペースも設けた。さらにWi―Fi(ワイファイ)機能、電源を完備。オフィスワークにも利用できるという。

 ■フレキシブルなアリーナ

 アリーナは二つあり、一つは壁をトドマツの縦格子で統一した。集会のほか、卓球や軽スポーツ、ダンスにも使用でき、ステージ部分は普段、子どもの音楽室(スタジオ)として使う。隣には防音環境が整った部屋を用意し、カラオケや楽器演奏の音にも対応する。

 もう一つはバスケットボールやバレーボールのコート2面を確保でき、2階部分はランニングコースとしても使用できる。

 ■前後のない教室

 小学年代の1~6年生の教室は、従来よりも広いスペースを確保した。前と後ろにスライド投射もできるホワイトボードを黒板に替わって設置。教卓にはキャスターを付け、教員が自由自在に動けるように工夫した。1年生の部屋に小上がりがあるのも特徴。

 中学生に当たる7~9年生はホームルームを控室として位置付け、教科ごとに教室を移動して学習する。このうち英語で使う教室は、大きな声で思い切って発音できるよう床に吸収性の高いカーペットを敷くなど趣向が凝らされている。

関連記事

紀伊民報社

古道始まりの地をPR 「シオゴリ」モニュメント

 和歌山県田辺市の扇ケ浜に設置された「SHIOGORI(シオゴリ)」の文字をかたどったモニュメントの除幕式が16日にあった。「潮ごり」は熊野詣での事前儀式。熊野古道の世界遺産登録20周年に合わせ...

荘内日報社

北の玄関口地域を担う施設に 日沿道IC隣接 新「道の駅」など遊佐PAT住民..

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の延伸を見据え、遊佐町が遊佐鳥海インターチェンジ(IC、同町北目)隣接地で、新「道の駅」を中心に2027年度初頭の開業を目指す多機能型休憩施設「遊佐パーキングエリアタ...

ヒグマ骨格標本の製作進む 足寄動物化石博物館でナウマン象記念館と畜大

 ヒグマの全身骨格標本の展示を計画している幕別町の忠類ナウマン象記念館と帯広畜産大学が5日、足寄動物化石博物館で標本作りを行った。同博物館の澤村寛特任学芸員から骨格の構造を学びながら作業を進めた。 ...

脱炭素へ計画認定 奄美空港、鹿児島県内で初 国交省

 鹿児島県が国に申請していた奄美空港(奄美市笠利町)の脱炭素化推進計画について、国土交通省は16日までに認定すると発表した。計画は2050年度の温室効果ガス排出量ゼロを目標に設定し、それに向けた...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク