慶進高の情報処理部（日高達也部長、１３人）は１９日、同校正門に面する校舎に自作動画を投影するプロジェクションマッピングを行った。帰途に就く生徒たちが校門前で足を止め、作品を観賞した。

　同部によるプロジェクションマッピングは、コロナ禍で活動が思うようにできない中、現３年生の部員が自分たちの活動発表の場にしようと昨年企画したもので、今年が２回目。

　上映したのは、音楽に合わせて点滅を繰り返しながら色が変化する作品、自作のアニメーション、そしてインベーダーゲームの３作品。技術力が高い３年生に触発された１、２年生が苦心して作り出したもので、校舎に映し出されると、冷え込みが厳しい中で集まった生徒から拍手が起こった。

　日高部長は「追い込み時期が修学旅行と重なった２年生が時間の合間を縫って完成させ、残った１年生も頑張って仕上げた。多くの人に見てもらえて良かった」と笑顔だった。