北の若 来場所へ意気込み 地元・酒田で140人集い応援する会
酒田市出身で大相撲十両の北の若関(22)=八角部屋=の激励会が17日、同市のガーデンパレスみずほで行われた。「応援する会」(会長・丸山至市長)が企画したもので、丸山市長らの激励を受けた北の若は「来場所は勝ち越し、優勝と上を目指したい」と意気込みを語った。
北の若は宮野浦小、酒田一中出身。小学3年から酒田相撲教室に通い、中学3年時には全国都道府県中学生相撲選手権大会で優勝。さいたま市の埼玉栄高に進学し2018年、台湾で行われた第15回世界ジュニア相撲選手権大会、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)相撲競技でそれぞれ、個人と団体の2冠を達成した。
19年3月に大阪・春場所で前相撲からデビュー。稽古を重ねて着実に力をつけ、東幕下3枚目で臨んだ11月の九州場所で5勝2敗の好成績を収め、今年の1月場所で十両昇進。今年は6場所中4場所で勝ち越しするなど活躍。端正なルックスもあって若手のホープとして注目されている。
この日は会員を中心に約140人が参加。大きな拍手で迎えられた北の若を前に丸山市長は「ブラボー」と第一声。そして「地元の期待を一身に浴び頑張っている。1年ぶりの帰郷・凱旋(がいせん)はうれしい限り。相撲はけがが一番心配。気を付けてもらい、幕内への昇進を期待したい。輝かしい将来を歩んで」と激励。応援する会理事長を務める新田嘉一平田牧場グループ会長の代理として新田嘉七平田牧場社長が登壇し「つや姫」60キロ、「平牧金華豚」1頭をプレゼント。いずれも副会長を務める高橋千代夫市議会議長、加藤聡酒田商工会議所会頭が激励金を手渡した。
これを受けて北の若は「酒田の皆さんから応援してもらい、本当にありがたい。皆さんに勇気と希望を与えられる、元気な相撲を取りたい」と抱負。チアーズ(同市)の加藤明子社長の司会によるトークショーにも臨んだ。終了後は「ツーショット権」「サイン色紙」などが当たる抽選会も行われた。
新田社長(右)から激励品を受け取る北の若関
関連記事
「ジャガイモン」LINEスタンプ 好評 士幌PR
士幌町を拠点にまちおこしに取り組んでいる「ジャガイモンプロジェクト」代表の川崎康さん(48)が考案した、町特産のジャガイモにちなんだキャラクター「ジャガイモン」のLINE(ライン)スタンプの売り...
花笠舞青空に映え 遊佐 吹浦まつり行列地区内くねる
遊佐町の鳥海山大物忌神社(高橋廣晃宮司)吹浦口之宮例大祭(通称・吹浦祭り)が5日、同町吹浦地区で繰り広げられた。吹浦田楽保存会(中村眞輝会長)の面々が、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る花笠舞を同宮境内...
地場産農産物などずらり アマンディー市にぎわう 鹿児島県奄美市笠利町
奄美市笠利町節田地区の地域おこしイベント「第42回アマンディー市」(節田地区むらづくり推進委員会主催)が5日、同地区の奄美市ひと・もの交流プラザ多目的広場であった。ライブステージや、地場農産物...
さえずりに癒やされ 塩嶺小鳥バス今季運行開始 長野県岡谷市
長野県岡谷市郊外の塩嶺小鳥の森で野鳥を観察する「塩嶺小鳥バス」が5日早朝、今季の運行を始めた。諏訪地方を中心に東京都や神奈川県、千葉県などから38人が参加。日本野鳥の会諏訪支部会員の説明を聞き...