奄美トレイル2年ぶり開催 徳之島伊仙町 森を散策し魅力発見

森の中を散策する参加者=18日、鹿児島県伊仙町喜念
2018年2月に開通した「世界自然遺産奄美トレイル」の鹿児島県伊仙町コースを歩くイベントが18日、同町の喜念集落一円であった。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催。約30人が参加してエコツアーガイドの案内で散策を楽しんだ。
同トレイルは奄美ならではの自然や文化に触れ合うことを目的に選定された長距離の自然歩道。県が16年度から群島各島でコースを選定した。イベントはトレイルコースの浸透を図ろうと、町きゅらまち観光課が主催。今回のコースは、徳之島なくさみ館を発着点に町指定文化財の喜念権現や、喜念浜海浜公園などを巡る約7・5キロ。
参加者らは交通量の多い県道を避けて主に農道を歩き約2時間かけて完歩。喜念権現は集落の森の中にあり、小川のそばにある鍾乳洞には石碑が祭られている。参加者はエコツアーガイドから鍾乳洞にまつわる逸話や、森にすむ動植物について説明を受けながら、古くから信仰の場として集落民に大切にされてきた森の散策を楽しんだ。
参加した役場職員の實夏三さん(40)=同町犬田布=は「同じ伊仙町なのに訪れたことのなかった場所。こういった機会を利用して歩きながらじっくり見ないと気付かないポイントがまだまだ町内にはたくさんある。今後、町の魅力を伝え広める上で参考になった」と述べた。
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