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紀伊民報社

FM田辺の3番組が近畿の放送賞

コンテスト3部門の表彰状を手に喜ぶFM田辺営業・制作の大崎健志さん(和歌山県田辺市宝来町のスタジオで)

 コミュニティーラジオ局の優れた番組やCMに贈る「第24回JCBA近畿コミュニティ放送賞」で、和歌山県田辺市の「FM TANABE」が制作した長編ラジオドラマ「弁慶記」が放送活動部門最優秀賞に選ばれた。コンテストは5部門あり、他の2番組も別部門で優秀賞だった。
 賞は、日本コミュニティ放送協会近畿地区に加盟する29社が2021年度に放送した番組が対象。放送活動部門は交流・文化の向上などで地域に貢献し、広く社会に公表した活動を評価する。
 弁慶記はコロナ禍で苦しむ田辺地域に少しでも活気を取り戻すきっかけをつくりたいと、2020年5月から企画をスタート。田辺三偉人の一人、武蔵坊弁慶の生誕から仲間との出会い、激動の時代を駆け抜ける姿を1話10分全60話で描き、今年3月から3カ月かけて放送した。
 地域から約60人が声優として出演したほか、田辺市内の中学校吹奏楽部や社会人の音楽団体が劇音楽を演奏した。放送は動画投稿サイト「ユーチューブ」でも配信。放送終了後はCDボックスを作って、図書館や盲学校に寄贈した。
 情報・教養番組部門では、東日本大震災と紀伊半島大水害から10年の節目に被災者の体験や教訓をインタビューした「こいからどこ行く日曜日」。娯楽番組部門では、4人の高校生が新型コロナやLGBTQ(性的少数者)、選択的夫婦別姓などについて語り合った「4時スク!スペシャル『真剣4時スク!しゃべり場』」が優秀賞に選ばれた。
 FM田辺は「これからもリスナーに楽しく、役に立って、元気になる放送を届けていきたい」と話している。
 弁慶記は優れた放送作品に贈る第60回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)のラジオ部門でも入賞候補作品に選ばれており、来年6月に結果発表がある。放送は現在もユーチューブで聴くことができる。

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