
紅型の衣装に身を包んで幕開けを飾った八重山地区老人クラブ連合会役員による「鷲ぬ鳥節」=9日午後、石垣市民会館大ホール
八重山地域の老人クラブが一堂に会し芸能発表する第44回八重山地区老人芸能大会(八重山地区老人クラブ連合会主催)が9日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、11団体から130人が色とりどりの衣装で舞台に立った。地域に伝わる伝統芸能や創作ダンスなどを熱演し、満場の観客を楽しませた。(3面に写真特集)
芸能発表を通してやりがいや生きがいづくり、健康づくりに寄与することを目的に毎年開催。ことしは石垣市から9団体、竹富町から2団体が出演した。
大会は、紅型衣装を身に着けた八重老連役員による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。赤ちゃんに見立てた人形を背負いながら、小浜老人クラブ明朗会が「子守唄」の5曲メドレーを個性豊かに歌い上げた。
石垣老人クラブ尚寿会は「黒島節」を熱演し、登野城老人クラブ若返り会が長寿を願った創作ダンス「長生きよさこい」を元気に踊った。大浜老人クラブ長寿会は伝統芸能を通して神への感謝や豊作の喜びを表現。竹富老人クラブ松竹会はアンガマーを披露した。
第2部では、真栄里老人クラブ若竹会が三線や琴、太鼓で真栄里節などを演奏し、白保老人クラブは村の繁栄などを祈って「白保節」や「真謝井」を踊った。大川老人クラブ寿会は昭和の名曲「恋しているんだもん」とミヤギマモルの「やいま」の対照的な2曲をそれぞれ披露。
新川老人クラブ若水会はイスに座りながらでもできる創作ダンスを「お富さん」の音楽に合わせて楽しく踊った。フィナーレは、気品あふれる紫の衣装に身を包んだ宮良老人クラブ寿会による「夫婦春秋」が飾った。
大久英助連合会会長は「舞台と観客が一体となって最後までゆっくり楽しんでいってください」とあいさつ、八重山市長会会長の中山義隆市長は「高齢者のみなさんが健康で生き生きとした生活を送ってもらうことは社会全体の活力として大切。八重山は一つとの言葉の下、健康で充実した生活を送れるように努めていく」と述べた。
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