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林業のIT活用探る 池田に本州デザイナーら

測樹を体験する参加者

 IT(情報技術)を活用した林業の未来を創造するイベント「林業×ITハッカソンin池田町」(実行委主催)が9、10の両日、町内で開かれた。道内外から林業やIT、デザイナー関係者ら24人が参加。新事業の構想を練り、アプリを使った森林調査などが挙がった。

 同イベントは、参加者がワークショップ形式でアイデアを出し合い、アプリやサービスを開発する。今年のテーマは「地域林業の今と未来について考える」。今回は3回目で、十勝管内で開かれるのは初めて。池田町と町林業グループが共催した。

 初日の午前は、町有林で樹木の調査を体験。町産業振興課林務係の山本健太主任が講師を務め、木の量を知るために「太さ」と「高さ」から推定式を基に体積を求める測樹について説明し、調査に必要な輪尺(りんじゃく)やトゥルーパルスなどの道具を紹介した。参加者は、実際に道具を用いてカラマツの木の計測に挑戦した。

 午後は、社会福祉センターに移動し、与えられたテーマや調査結果からアイデアのヒントを出し合い、4チームに分かれ、製品開発までの流れを討議した。林業関係に勤める野本浩幸さん(27)=長野県在住=は「ハッカソンの参加で学んだことを今後の仕事に役立たせたい」と話していた。

 2日目は成果発表も行われ、調査した木の直径を人の音声で台帳に自動入力できるアプリを考えた8人グループが最優秀賞となった。地図上で可視化もでき、伐採計画の策定がしやすい。

 この提案は実現に向けて10月に札幌市内で開かれる映像と音楽、ITの複合事業「ノーマップス」で発表する。

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