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蓼科高原映画祭が開幕 小津ファンら作品堪能

約150人が来場した蓼科高原映画祭オープニング上映=茅野市の新星劇場

 茅野市の蓼科を愛し晩年の仕事場にした日本映画の巨匠、小津安二郎監督(1903~63年)を記念した「第20回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」が16日、同市仲町の新星劇場で開幕した。節目を記念しこれまで2日間だった会期を9日間に拡大。上映作品も増やした。オープニングセレモニーに続き、活動弁士・澤登翠さんを迎えたサイレント(無声映画)「生まれてはみたけれど」など2作を上映。小津ファンら大勢が来場し、映画の魅力を堪能した。

 映画祭は市民ボランティアを中心に実行委員会をつくり、小津家や松竹、日本映画協会、地元経済界などの協力を得て回を重ねてきた。

 オープニングのあいさつで、映画祭実行委員長の柳平千代一茅野市長は「小津監督が描き続けた『家族』とは人と人との関わり合い。いろいろな映画を見て、感じてもらい、新たな映画祭へつないでいきたい」と話した。

 「生まれてはみたけれど」は1932年の小津作品。子どもから父親、母親、先生など、登場人物の声を巧みに使い分けた澤登さんの快活なせりふや、ナレーションが無声映画の醍醐味を感じさせた。

 23日は、茅野市民館で20周年記念セレモニーや、司葉子さんや岩下志麻さんらのゲストトークもある。

 チケットは1回券前売り800円、全プログラム(29作品)を鑑賞できるフリーパス、回数券もある。詳細は映画祭ホームページに掲載。問い合わせは、実行委事務局の市観光課(電話0266・72・2101)へ。

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