
晩秋の旧街道を自転車で走る参加者たち
第1回自転車まちづくりフォーラムの「塩の道」自転車旅走行会が11月30日、長野県辰野町と塩尻市、岡谷市を通る塩の道と旧中山道で行われた。全国各地から参加した約60人が晩秋の旧街道を走り抜け、古道におけるサイクルツーリズムの可能性を探った。
同フォーラムは〇と編集社(辰野町)が主催。「塩の道」でわくわくする人を増やすことなどを目的に11月29、30の両日開き、初日は辰野町民会館で全国各地から集まった約100人が塩の道やサイクルツーリズムをテーマに語り合った。
フォーラム2日目の走行会は、国道など交通量の多い主要道路をできるだけ避けて走る約33キロのコースで実施。4人のグループに1人のガイドが同行した。辰野町役場駐車場を出発し、南塩終点の地、小野神社、塩嶺王城展望台など5カ所で休憩を取りながらJR下諏訪駅までを走破した。
途中で立ち寄った辰野町小野の県宝・小野宿問屋横にある「南塩終点の地」は、太平洋から塩を運んだ最終地点。塩の道サイクルツーリズムにおいて欠かせない場所で、ガイドをした自転車冒険家の小口良平さんは「塩の道にとって重要な場所だが、ほとんど知られていない。塩の道サイクルツーリズムの聖地になり得る」と話していた。
東京から参加した室谷恵美さん(54)は「走りやすく昔の人の歴史と現代の人々の暮らしがオーバーラップする魅力的なコース」と話し、自転車旅を満喫していた。
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