TikTokで企業紹介 苫小牧総経高マーケティング部
苫小牧総合経済高校マーケティング部が地元企業2社のPR動画を作成し、今月から順次、短編動画投稿サイト「TikTok(ティックトック)」にアップロードしている。「指差しダンス」動画など計8本で、部員らは「バズらせたい(注目を浴びてほしい)」と目を輝かせる。

動画をアピールする部員
苫小牧市のまちづくり会社とまこまいクリエイティブラボ(クリラボ)や、市内のIT関連事業者8人で構成する「苫小牧マーケティングアソシエーション」との共同企画。同団体の玉村嘉崇代表(39)は「高校生がティックトックの企業アカウントを作ったのは、日本で初めてでは」と胸を張る。
若者に人気のティックトックを使って会社のイメージアップを図り、地域を盛り上げよう―と、まず同部によるPRを希望する市内の企業を募集。廃棄物処理業などを手掛けるTOMASEIホールディングス(新開町)と、内装業のアイ・デザイン(元中野町)が名乗りを上げた。
同部はこれまでも、クリラボと一緒に地元企業のイメージキャラクターを作ったり、市内飲食店とご当地メニュー「苫小牧やきそば」の開発に携わってきたりしてきた。今回は同部が中心となり、5月から動画の内容や構成について協議を重ねた。
部員8人が4人ずつ2チームに分かれ、7月末に各社を訪問。約2時間かけて4本ずつ動画を撮影した。その後、8人が各自10~50秒ほどの動画1本を完成させ今月12日から順次、アップロードしている。
業務内容や社内の様子といった企業紹介のほか、社員が韓国の9人組ガールズグループ「Kep1er」のダンスを10分間で覚えて一発撮りしたり、職人と一般人でクロス張りの速さを比較したりとバラエティーに富んでいる。各チームが週に1本ずつ投稿し、再生回数を競っている。
「各社がどんな仕事をしているのかを知ることができ、楽しかった」と竹田愛桜部長(17)。TOMASEIホールディングスの動画を担当した3年の平賀葵さん(18)は「情報に間違いがないかなど確認作業が大変だった」と振り返る。
同社の渡辺秀敏社長(41)は「10~50代の社員10人が出演し、社内のコミュニケーション活性化にもつながった」と笑顔。アイ・デザインの磯貝大地社長(44)も「やってみると楽しく、今後、社員と共有できれば」と語り、両社とも定期的に動画を更新していきたい考えだ。
TOMASEIホールディングスの動画は@tomasei_hd、アイ・デザインは@aidesign.tomakomaiとティックトックで検索すると閲覧できる。
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