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伝統野菜の上野大根使用「おしなそば」完成 長野県諏訪地方の9店舗で提供へ

30日から諏訪地方の9店舗で提供を開始する「おしなそば」をPRする資源開発部員ら

 諏訪商工会議所の資源開発部会(代田あゆみ部会長)は30日から、開発を続けてきたそば「おしなそば」の提供を長野県諏訪地方の9店舗で開始する。信州の伝統野菜で諏訪市の上野地区で栽培される「上野大根」の 大根おろしとみそを使ったそばで、同部会では「諏訪の新しい名物になれば」と期待している。

 同部会では新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店や観光業が苦戦を強いられる中、新名物で活況を取り戻そうと2020年にメニュー開発に着手。諏訪市四賀の仏法紹隆寺に伝わる江戸時代の古文書に、高島藩主をもてなす献立としてそばにみそや大根おろしなどを添えて提供した記録があるという点に着目し、上野大根を使ったそばに決めた。

 辛味大根のしぼり汁にみそを溶かして食べる食べ方は伊那市の高遠そばなどにあるため、伊那市の「信州そば発祥の地伊那そば振興会」も視察した。上野大根の栽培にも参画し試作を重ね、テスト販売や食べた人へのアンケートも実施した。

 試作やテスト販売の段階では、だし汁にみそを溶き大根おろしを載せたそばにかけていたが、アンケート結果などから、薄めたそばつゆにみそを溶かすスタイルに変更した。「おしなそば」命名の由来は、江戸時代に信州諏訪で提供していたそば湯を「おしな湯」と呼び、それが江戸市中に広がったことから名付けた。

 16日に試食会が行われ、伊那そば振興会員や上野大根栽培農家が参加。伊那そば振興会の飯島進会長は「高遠そばとも違い、おいしい。おしなそばの提供で信州そば全体が盛り上げれば」と期待。代田部会長(45)は「おしなそばの提供が地域の活性化につながれば。提供店舗を増やし、食べ歩きやスタンプラリーも考えたい」と話した。

 店舗ごとに提供スタイルや価格が異なる。通年の提供を予定しているが、上野大根の保存状況などで終了する場合もある。

 提供する店舗は次の通り。

 ▽れすとらん割烹いずみ屋(諏訪市諏訪)、民芸食事処やまさや(同市中洲)、田毎庵(同市中洲)、秋月そば本店(同市湖岸通り)、秋月そば分店(同市豊田)、そば処徳八(同市末広)、八洲そば店赤沼店(同市四賀)、十割そばや(同市諏訪)、諏訪湖SA下り・湖彩(岡谷市湊)

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