3市町の豊年祭披露 専門家による解説も 八重山芸能フェスティバル

黒島の豊年祭でみることができるミルク行列。八重山芸能フェスティバルで再現された=13日午後、石垣市民会館大ホール
美ら島おきなわ文化祭2022第37回国民文化祭第22回全国障害者芸術・文化祭の関連イベント「八重山芸能フェスティバル」(同文化祭沖縄県実行委員会など主催)が14日午後、石垣市民会館大ホールで開かれた。八重山の祭祀に関わる芸能を舞台で紹介し、八重山の伝統芸能の多様性を発信。トークコーナーでは、専門家が民俗芸能や祭祀について歴史的な背景などを解説した。
舞台では、石垣市四カ字豊年祭、竹富町黒島豊年祭、与那国町豊年祭、特別出演の南風原町宮平獅子舞が披露された。
四カ字豊年祭は、新川字会が真乙姥嶽で収穫物への感謝儀礼として奉納する舞踊、五穀の種子授けの儀などを再現。
黒島は島民や石垣在黒島郷友会が出演。ミルク神の行列、東筋村のガキブドゥン、仲本村のハディクマイの舞に続き、長老から杯を受けた青年がサバニ船に乗り込み2隻のサバニで競漕するウーニー・パーレー競漕が、映像演出を加え演じ、来る年の豊じょうを祈願。
与那国は与那国町青年団協議会が、ミティ唄、太鼓、棒術、ドゥンタ(巻踊り)で会場を沸かせた。ミティ唄の受け手として、糸数健一町長、沖縄県の照屋義実副知事、中山義隆石垣市長も登場。来場者の健康と繁栄を願った。ドゥンタには同フェスティバルの出演者が参加し迫力あるステージをみせた。
特別出演の宮平獅子舞は約300年前に首里王府から拝領されたもの。首里から伝わったとされる尺の手、ムッチュー、猿手、マーイ手、巻捨、六尺、カクジシリーの七つの舞型があり、三線の音にのせて演舞した。
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