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支え合う大切さ訴え 小平奈緒さん母校で講演 長野県茅野市豊平小

母校の児童を前に笑顔で語る小平奈緒さん=茅野市豊平小学校

 2018年平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートル金メダリストで、先月現役を引退した長野県茅野市出身の小平奈緒さん(36)=相沢病院=が10日、母校の豊平小学校で講演した。引退後の講演は、県内では初。「人とつながる」と題し、多くの出会いやつながりに支えられた競技人生などを振り返り、支え合うことの大切さを訴えた。

 3歳でスケートを始めたという小平さん。引っ込み思案で恥ずかしがり屋だったが、中学1年で初めて全国大会に出場する際、父親の「友達をつくってこいよ」との言葉をきっかけにほかの選手に声を掛け、手紙で交流を深めることで 人に興味を持つようになったと話した。

 海外遠征などで友達の輪を世界へ広げると言葉の壁があったが、「相手の国の言葉を覚え、会話することで寄り添うことの大切さを学んだ」。平昌五輪ではライバルで親友の李相花さん=韓国=が、小平さんのレース前の集中を邪魔しないよう気遣っていたことを後から知り「人の気持ちを想像することを学んだ」と振り返った。

 成績が伸び悩み落ち込んだ時には母親の「必ず誰かが見ていてくれる」との言葉に背中を押されたとし、「生きていく中で一人で乗り越えなければならない時が来るが、見てくれている人がいることを思い出してほしい。そして、見守ることのできる人になってほしい」と願った。

 先月の現役最終レースを6000余人が見守ったことにも触れ「ぬくもりや感動がつながった瞬間だった」と感謝した。

 講演は同校の人権参観日に併せたPTA家庭教育学級で行われ、全校児童211人が体育館で聴講。保護者は教室でライブ中継を見詰めた。

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