ペン画の工藤さんが初の凱旋展、中心市街地活性化へ大学生らが協力【宇部】
宇部市出身のペン画家・工藤沙由美さん(38)=神奈川県在住=による初の地元凱旋(がいせん)展示会「UBEの原風景」が、中央町3丁目のコミュニケーションカフェバー「I My Me Mine(アイマイミーマイン)」で開かれている。宇部で過ごした思い出や記憶をなぞりながら描いた新作5点を含む15点を展示販売し、アートによる地域交流の場を提供している。IDEABLE WORKS(寺本大修代表取締役、大阪市)主催。27日まで。
工藤さんは厚南小・中、サビエル高を卒業後、武蔵野美術大に進学。0・03㍉のペン1本で描く繊細な女性の肖像画を中心とした独自の世界観の作品で、国内外のアート展などで活躍している。今展はG&Cコンサルティング(藤村雄志代表)が手掛ける地方創生プロジェクトの一環として、IDEABLE WORKSのアーティスト支援プラットホーム「ハックタグ」に登録している工藤さんの地元初個展を企画。中心市街地活性化に向け、にぎわい宇部や会場のカフェバーを運営するUBE MIRAIチャレンジの大学生らも開催に協力した。
宇部をテーマにした新作は、中・高校時代の通学路の川沿いをイメージした「橋と記憶」、帰省時に飛行機から見える工場夜景を描いた「呼吸と光」など。初日の9日は工藤さんによるライブペインティングがあり、来場者はコーヒーや茶菓子を楽しみながらアートを満喫した。
工藤さんは「生まれ育った宇部での個展は感慨深い。見る人それぞれの感覚で、アートの空間を楽しんで」と呼び掛けた。
寺本代表は「宇部で生まれた才能を地元の人に知ってもらい、愛してもらいたい。多くの人に見に来ていただけたら」と話した。展示時間は平日は午前11時~午後5時、土曜は午後1~6時、日曜・祝日は午後1~8時。
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