「シイの実たくさん食べて」 トゲネズミの餌にシイの実拾い 笠利町で親子自然体験会

夢中でシイの実を拾う参加者=6日、鹿児島県奄美市笠利町
奄美博物館と世界自然遺産推進共同体が共催する親子自然体験会「動物園で飼育されているアマミトゲネズミにシイの実を!」が6日、鹿児島県奄美市笠利町の蒲生崎観光公園であった。親子連れなど65人が参加。アマミトゲネズミの餌となるシイの実を拾い、奄美の生物多様性や保全の取り組みについて理解を深めた。
アマミトゲネズミは奄美大島の固有種で、環境省レッドリストの絶滅危惧IB類。国の天然記念物にも指定されている。
体験会では、アマミトゲネズミを飼育している県内外の動物園職員ら3人が、保全の取り組みを紹介。自然環境の中で守る「生息域内保全」と、種の保存を目的に生息地以外の施設などで飼育する「生息域外保全」について説明した。アマミトゲネズミの生息域外保全は2017年に始まり、現在は7カ所の動物園と1カ所の大学で飼育・研究が進められている。
後半は同公園内でシイの実を収集。今年は豊作のためたくさんの実が地面に落ちており、参加者らは夢中で拾っていた。収集したシイの実は水に漬け、穴が開いていないものを選別。合計12キロの実が集まった。
龍郷小6年の児童は「いっぱい拾えて楽しかった。アマミトゲネズミがシイの実を食べると知って驚いた。たくさん食べてほしい」と笑顔で話した。
兵庫県の神戸どうぶつ王国でアマミトゲネズミの飼育を担当する、田中秀太飼育員(36)は「動物に興味を持っている人が多く、(アマミトゲネズミを)守ってくれそうで安心した。飼育する際も生息地と同じような環境を提供できたら」と語った。
収集したシイの実は同博物館で冷凍後、アマミトゲネズミを飼育する動物園などに配布される。
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