「世界津波の日」を前に避難訓練

避難訓練で高台に逃げる高校生(2日、和歌山県田辺市あけぼので)
「世界津波の日」(11月5日)を前に、和歌山県内各地の自治体や学校などで2日、地震や津波に備えた避難訓練があり、約7万7400人が参加した。
田辺市あけぼの、田辺工業高校(392人、海抜4・5メートル)では午前10時過ぎ、地震発生を知らせる放送が学校全体に流された。教室にいた生徒たちは、一斉に身をかがめて机の下にもぐり、頭と体を守る体勢を約2分間続けた。
次に、避難を指示する放送が流れ、全校生徒が1次避難場所になっている学校のテニスコート(海抜19・4メートル)へ移動。そこで点呼をとった後、生徒会役員7人と担当教員が2次避難場所のひがしコミュニティセンター付近(海抜約30メートル)までの避難経路を歩いて確認し、他の生徒は、その様子を見学した。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、同校には最大で約12メートルの津波が10分余りで到達すると想定されている。この日の訓練では、避難指示の放送後、約6分半で全校生徒が1次避難を完了した。
訓練後、森下憲一校長は「みんなスムーズに行動できた。今日の訓練を家族とも共有し、学校以外の場所にいる時に地震が発生した場合の避難方法なども確認しておいてほしい」と述べた。
世界津波の日 国連が定めた共通記念日。1854年の11月5日(旧暦)に起きた安政南海地震で、広村(現広川町)の実業家だった浜口梧陵が暗闇の中、稲むらに火を放って、村人を高台に導き大津波から命を救った逸話「稲むらの火」に由来する。
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