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「下社神宮寺」歴史感じて 代々保管の版木から紙札 長野県

神山家が保管してきた版木を使い、和紙で刷り出した紙札を手にする神山さん(右)と小平さん

江戸時代まで長野県の諏訪神社(現・諏訪大社)下社とともにあった神宮寺の住職の末裔に当たる神山裕子さん(58)=下諏訪町上久保=が、同町で3日に行われるまち歩きイベント「ぶらりしもすわ三角八丁」に合わせ、神山家で保管してきた神宮寺由来の版木から和紙に刷り出した紙札を限定配布する。神山家が守る旧神宮寺の敷地に安置されている「いいなり地蔵」に奉納する新たなデザインの絵馬も同日に配る。

いいなり地蔵は誰の願いも「言うなり」にかなえてくれることから呼ばれるようになったとされる。「言成地蔵尊」とも伝わる。明治新政府の神仏分離令に伴い、一度同町萩倉に移された後、現在地に戻された。下社神宮寺の存在を今に伝える存在でもあるという。神山さんは、下社の神宮寺の歴史が諏訪市中洲の上社の神宮寺に比べて地域に知られていないと感じており、下社神宮寺を知るきっかけなればと企画した。

版木は、諏訪神社神宮寺由来の仏像を所蔵する寺院などが一斉公開する「諏訪神仏プロジェクト」(27日まで)に先立つ調査をきっかけに昨年9月、神山さんが見つけた。知人でデザイナーの小平陽子さん(54)=岡谷市塚間町=を通じて短期大学で教授を務める版画家に刷り出しを依頼した。絵馬は小平さんが制作した。

当日は、いいなり地蔵に願い事を書いた絵馬を奉納してもらい、朱印帳に貼るサイズの紙札を配布する。いずれも無償。神山さんは「かつて下社の神宮寺があった場所に足を運んでもらい、その歴史を感じてもらえれば」と話している。

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