96人が「壁」に挑む みなべでボルダリング大会
前傾壁を登る参加者(30日、和歌山県みなべ町清川で)
和歌山県みなべ町清川にある梅の里スポーツクライミング施設(旧清川中学校体育館)で30日、第7回梅の里カップ・ボルダリング大会があった。県内外の子どもから大人まで96人が参加し、技術を競った。
地元の住民有志らでつくる「梅の里スポーツクライミング事業実行委員会」が主催。昨年は新型コロナウイルスの影響で参加を県内在住者に限ったが、今回は近畿2府4県や三重県からも参加があった。
予選では各自が決めたコースを登ってポイントを競い、決勝は決められたコースを登った。地面と直角の「垂壁」だけでなく、傾斜角が90度超の「前傾壁」もあったが、参加者は、巧みに壁の突起物(ホールド)をつかんだり、足を乗せたりしてゴールを目指した。順位を競う中でも互いに難コースを攻略すると拍手したり、落下しまいと歯を食いしばる姿を見て「ガンバ(頑張れ)!」と励まし合ったりしていた。
地元からの参加もあった。みなべ町南道、自営業の南部周三さん(48)は「4年ほど前からボルダリングを楽しんでいるが、大会に出るのは今回が初めて。少し緊張してしまい、余分な力が入ってしまった」と笑っていた。1年前に始めたという同町北道、自営業の竹中美一さん(31)は「続けていると少しずつ登れるようになるし、ゴールできた時の達成感が気持ちいい。今日の大会では、ぐんぐん登っている小学生もいた。レベルの高い人たちはすごい」と話した。
大会を主管した県山岳連盟の理事長、白子欽也さん(62)は「県外からの参加も多く、この大会は毎年、レベルが上がってきている」と評価しつつ「地元出身者がこの場所で技術を磨き、世界の舞台へ羽ばたいていくことを期待している」と話していた。
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