光の映像「プロジェクションマッピング」 国の名勝庭園を幻想的に映し出す
庄内観光コンベンション協会は12月、鶴岡市の玉川寺と酒田市の總光寺で光の映像「プロジェクションマッピング」を行う。国の名勝庭園に指定されている両寺の日本庭園を幻想的に映し出す。同協会事務局の県庄内総合支庁観光振興室では「抹茶を飲みながら音と光の映像を楽しんでほしい」と参加を呼び掛けている。
「SNS映えする」と注目を集めているプロジェクションマッピングを通じて冬場の観光振興につなげようと昨年、初めて企画した。映像は酒田市上安町二丁目の制作会社「Addwill」に依頼。玉川寺の庭園で四季の移り変わりをテーマにした光の映像を繰り広げた。
今年は、昨年をベースに少しアレンジしたものを12月3、4の両日、玉川寺で行うほか、翌週の17日と18日は總光寺で初披露する。時間はいずれも約8分。繰り返し投影し、1時間半の中で何回も楽しめる。玉川寺では「行燈(あんどん)の灯りとリラックス坐禅」を200円の追加料金で体験できる。

昨年12月3日、雪が降る玉川寺で行われたプロジェクションマッピング。178人が訪れ人気を集めた
観光振興室の担当者は「スマートフォンに撮影しSNS発信してもらえればなお、ありがたい。庄内の名所をアピールする一番の宣伝効果になる」と話している。
時間はいずれの開催日も午後5時から6時半までの夕方の部と、午後6時半から8時までの夜の部の2回、定員は玉川寺が各50人、總光寺は各30人。料金はいずれも1300円。応募は、はがきに郵便番号、住所、氏名、電話番号、申込人数(最大4人)、希望日を明記し〒997―1392、三川町横山字袖東19―1、庄内観光コンベンション協会へ。同協会ホームページの専用フォームからも申し込みできる。応募期間は玉川寺が11月1日から14日、總光寺が15日から28日必着。応募多数の場合は抽選して当選者に通知する。
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