市職員らが災害廃棄物処理の研修会【宇部】

津波想定し仮置き場選び
大規模災害で発生する「災害廃棄物」の処理に関する講演と研修会が28日、宇部市の文化会館で開かれた。廃棄物対策などに携わる市や近隣自治体の職員21人が参加。住民が廃棄物を持ち込む仮置き場の選定や開設、運営方法について学んだ。
市は、中国四国地方環境事務所が仮置き場の設置運営に関して検討するためのモデル地域に選ばれている。同日はその一環で、国立環境研究所客員研究員の宗清生さんが講演。仮置き場の効率的な運営に向けた事前準備として、東日本大震災などの例も挙げながら「想定外の量の廃棄物が集まることもある。できるだけ多くの候補地を探しておくことが重要」と伝えた。
市のハザードマップを参考に、場所の選定や場内での廃棄物の配置について考えるワークショップもあった。南海トラフ巨大地震による津波で浸水被害が発生したと想定。参加者は7人ずつのグループとなり、市が選定した候補地の中から実際に開設するのに適切な場所を選んだ。
参加した市廃棄物対策課収集管理係の谷﨑日出夫係長は「ごみは塩水に漬かっているので、臭い対策のため町中から離れた場所を選ぶようにした。今後も分別方法や広報の精度を上げていきたい」と話していた。
来年2月には仮置き場の運営に関する実地訓練を予定している。
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