市職員らが災害廃棄物処理の研修会【宇部】
津波想定し仮置き場選び
大規模災害で発生する「災害廃棄物」の処理に関する講演と研修会が28日、宇部市の文化会館で開かれた。廃棄物対策などに携わる市や近隣自治体の職員21人が参加。住民が廃棄物を持ち込む仮置き場の選定や開設、運営方法について学んだ。
市は、中国四国地方環境事務所が仮置き場の設置運営に関して検討するためのモデル地域に選ばれている。同日はその一環で、国立環境研究所客員研究員の宗清生さんが講演。仮置き場の効率的な運営に向けた事前準備として、東日本大震災などの例も挙げながら「想定外の量の廃棄物が集まることもある。できるだけ多くの候補地を探しておくことが重要」と伝えた。
市のハザードマップを参考に、場所の選定や場内での廃棄物の配置について考えるワークショップもあった。南海トラフ巨大地震による津波で浸水被害が発生したと想定。参加者は7人ずつのグループとなり、市が選定した候補地の中から実際に開設するのに適切な場所を選んだ。
参加した市廃棄物対策課収集管理係の谷﨑日出夫係長は「ごみは塩水に漬かっているので、臭い対策のため町中から離れた場所を選ぶようにした。今後も分別方法や広報の精度を上げていきたい」と話していた。
来年2月には仮置き場の運営に関する実地訓練を予定している。
関連記事
道東初のがん専門薬局に 外来治療後押し 帯広・加藤薬局南店
緑西加藤調剤薬局(帯広市、加藤維利社長)の加藤薬局南店(市西8南26)が、がん治療に対する専門性を持った薬局「専門医療機関連携薬局」の認定を受けた。医療機関と連携し、がん患者への高度な薬学管理や...
能代カップバスケの出場校決定 高校総体Vの京都・東山など4校を招待
能代市バスケットボール協会(野村重公会長)は25日、能代市総合体育館で「第38回能代カップ高校選抜バスケットボール大会」の拡大委員長会議を開いた。今年も5月3~5日の日程で開催し、改修工事のため使用で...
スロータウン映画祭に片桐はいりさん 豊橋で短編集「もぎりさん」上映
「第23回とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催)は25日、「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で映画館のもぎりを題材にしたショートムービー集「もぎりさん」の上映会と主演の片桐はいりさん...
「伝統的酒造り」を外国人に 長野県富士見町で体験ツアー
関東信越国税局は25日、昨年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」を外国人が体験するツアーを長野県富士見町の宮坂醸造真澄富士見蔵で実施した。県内の学校に勤める外国語指導助...