加茂水族館に台湾から実地研修
鶴岡市の加茂水族館(奥泉和也館長)に台湾の水族館から飼育員が実地研修に訪れた。期間は26日から30日までの5日間。クラゲを適切な環境で飼育するためのノウハウを学んでいる。
研修に訪れたのは台湾南部にある「国立海洋生物博物館」の生物部・陳冠誠(チンクワンチェン)さん(25)さんと李晨寧(リーチェイニー)さん(40)の男女。クラゲの繁殖と飼育技術を学ぶため、世界的にクラゲで有名な加茂水族館を選んだという。

クラゲ水槽のバックヤードで飼育について学ぶ陳さん(左)と李さん。右は池田さん
初日の26日は奥泉館長が館内を案内。午後からはバックヤードで担当者が付き添い、クラゲを飼育する適切な温度や塩分濃度、海水の交換、ろ過装置の仕組みなど基本的なことについて説明した。
陳さんは「実際に来てみて、これほど多くのゼリーフィッシュを展示しているとは驚いた。研修期間中、飼育全般についてしっかり学びたい」と語った。
これまで加茂水族館では国際交流の一つとしてフランス、香港、タイといった水族館の担当者や研究者を受け入れてきた。コロナ禍となってからは途絶えていたが、今回が約3年ぶりの「再開」となった。
担当の池田周平さんは「せっかくの機会。疑問に思ったことはできるだけ対応したい。台湾に戻ってから加茂水族館のことを話題にしてもらえればうれしい」と話していた。
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