
手際よく砂糖をまぶして仕上げるスタッフ
長野県諏訪市諏訪2の中央食品工業(伊藤泰輝社長)は、諏訪地方特産のカリン(マルメロ)を使った砂糖漬け作りに追われている。収穫したての実を加工するこの時期のみの季節作業。栽培農家の減少で果実の確保に苦慮し、今年は市が観光のため栽培管理する諏訪湖畔のカリン並木からも調達。観光客の戻りに需要増を期待して、昨年の2倍近い約1トンを加工する。
創業以来、3代にわたり手掛ける”看板商品”の一つ。昨シーズンは不作で早々に完売したこともあって、今年の発売を心待ちにするファンが多く、問い合わせが相次いでいるという。
コロナ禍で観光客が激減したこの数年で栽培農家が減ってしまい、「ぎりぎりまで実の確保に奔走した」と伊藤社長。集めた実は1個ずつ布で拭って表面の毛と汚れを取り、割って芯を抜いたら厚さ1.5ミリほどの薄切りに。水にさらした後、双糖でゆっくり煮詰め、釜から上げて砂糖をまぶす。煮るとマルメロ特有の渋みが抜けて香りが立つという。
スタッフはベテランぞろいで手際がよく、薄切りにした1枚1枚を丁寧に仕上げている。砂糖漬けは「紅茶に入れるのがお勧め。香りがよく、甘みと酸味が絶妙」といい、諏訪地方の土産品店やスーパー、サービスエリアなどで販売を始めている。
関連記事
ハピまん3年半ぶりリニューアル 北海道・十勝ブランド化
JA木野系のスーパー「ハピオ」(音更町)は、オリジナル中華まん「ハピまん」を約3年半ぶりにリニューアルした。累計販売数が120万個に迫り、一段と人気が高まる中、十勝発の北海道名物としてブランド化...
田原で「渥美半島菜の花まつり」開幕
「渥美半島菜の花まつり2026」(渥美半島観光ビューロー主催)が17日に 開幕し、田原市堀切町の「伊良湖菜の花ガーデン」でオープニングセレモニーがあった。3月末までの期間中、園内ではさまざまなイベ...
65社 自慢の味ずらり ミルク&ナチュラルチーズフェア 帯広
道内の乳製品が一堂にそろう「ミルク&ナチュラルチーズフェア2026」が9日、帯広市内のとかちプラザで始まった。11日までの3日間(午前10時~午後5時)、65社の牛乳やチーズなど計498品が...
「暑中信州寒晒蕎麦」仕込み 粟沢川へ玄ソバ投入 長野県伊那市の高遠そば組合
長野県伊那市の高遠そば組合は5日、「暑中信州寒晒蕎麦」の仕込み作業を同市長谷で始めた。江戸時代に高遠藩が将軍家に献上していた伝統的な特産物。同組合は昔ながらの製法を守っていて、この日も同地区...

