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村挙げて感謝と祈り 登野城結願祭、500人余奉納 12年に1度、弥勒行列

道すないで村内を練り歩く弥勒行列=16日、石垣市立八重山博物館前

 12年に1度「寅年」に行われる登野城字会(平田勝男会長)の結願祭が16日、天川御嶽で盛大に執り行われ、この12年間の五穀豊穣に感謝するとともに来夏世の豊作や無病息災などを願った。500人余りの字民が出演し、この祭りでしか見られない「胡蝶の舞」や「木遣り」を始め、新調された獅子による獅子舞、棒術など多くの伝統芸能を奉納した。

 祭りは、午前11時から「道すない」の行列が雨の中始まった。登野城では結願祭でしか登場しない「弥勒様」を中心に、旗頭やイリク太鼓、棒術、東2組婦人部などが参加。砂川冷凍前を出発し、各地点で踊りや伝統芸能を披露し、天川御嶽まで練り歩いた。

 天川御嶽に全ての出演者が到着すると、奉納芸能がスタート。地域の小中高生による伝統芸能やダンス、旗頭、イリク太鼓、この祭りでのみ披露される婦人会の「胡蝶の舞」や字民による「木遣り」などが次々と奉納された。

 奉納芸能後に行われた祝宴冒頭で、平田会長は「2、3日前から天候不順できょうの道すないが始まった時には大雨と不安だったが、500人を超す字民の願いが天に通じて無事にできた。12年に1度のこの祭りは字民にとって大切なもの。5年前から日にちを選び、きょうこの日を迎えられてうれしく思う」とあいさつした。

 感謝状の贈呈や中山義隆市長による祝辞の後、兄弟村である石垣字会の玻名城哲夫会長の音頭に合わせて乾杯。御嶽内の特設ステージでは市指定文化財の「大胴・小胴」や登野城字会伝統の布晒節、町内会による余興などが披露された。

 前日の15日には、神司や氏子、古老、字会役員らによる「夜籠の願い」も古式ゆかしく執り行われた。

 2022年「壬寅登野城字会結願祭」の感謝状を受けたのは次の通り。(敬称略)

 新城清、新城弘志、石垣博孝、伊舎堂用八、豊川善一、比屋根重雄、知念清吉、小波本英行、上地節、與那覇貞子、田場由光、上地和浩、黒島弘、小波本寛(故)、新城浩健、小波本康夫、新城貞美、新城教夫、宮平康弘、比屋根祐

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