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鶴岡まちキネ再オープンへ 映画上映機能付き交流スペース 2スクリーン活用 来年3月25日に

 映画上映機能付き交流スペースとして再オープンする鶴岡市の鶴岡まちなかキネマについて、運営する山王まちづくり(三浦新社長)は14日、オープン日を来年3月25日(土)に決定したと発表した。旧まちキネ時代から交流のあった俳優の井浦新さんが応援・協力するクラウドファンディング(CF)も14日からスタートした。

俳優・井浦さん応援のCFも開始

 旧まちキネは2020年5月に閉館した。その後、鶴岡市社会福祉協議会が事務局移転のため土地と建物を取得。市の補助を受けるなどして改修し、一部の上映機能を生かした交流スペースを「新まちキネ」として活用することになった。当初は今年12月の開館を予定していた。資材不足などで改修工事が遅れているものの、来年2月末の完了見込みとなったという。

 交流スペースは、旧まちキネにあった4つのスクリーンのうち、客席が78と40の2つのスクリーンを活用するミニシアターとして運営する。

 CFの目標額は600万円に設定。老朽化したデジタル映写機の更新費用に充てる。募集サイトには井浦さんの応援メッセージ動画をアップしたほか、返礼品として井浦さんデザインのTシャツやパーカー、トートバッグなどを用意。ほかに寄付者の名前を記す刻印プレート、旧まちキネの座席、劇場貸し切り使用権といった返礼品も準備した。CFは来年1月23日まで。まちキネのホームページから専用サイトにアクセスできる。

 14日に記者会見した山王まちづくりの三浦社長は「オンライン予約システムなどの導入も検討している。目標額を上回る資金を集めることができれば。多くの市民の力、考え方を取り入れながら再オープンに向けて準備を進めていきたい」と話した。

改修後の施設イメージ図。左奥の2つの棟のうち、右側に新まちキネとなる交流スペースが設けられる(鶴岡市社会福祉協議会提供)

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