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盛大に島一大行事 小浜島で伝統の結願祭

小浜島の結願祭で座周りをする北村の弥勒行列=14日午前、嘉保根御嶽

 【小浜】国の重要無形民俗文化財に指定されている小浜島の結願祭が14日、嘉保根御嶽で行われ、北村の弥勒(メーラク)、南村の福禄寿(フクルクジュ)をはじめ、両村が太鼓や獅子、棒術、狂言、舞踊など多彩な伝統芸能を交互に奉納した。会場には多くの地域住民らが訪れ、島の一大行事を堪能した。

 結願祭はことしの豊作に感謝し、来年の五穀豊穣を願う伝統行事。2007年にソーラ(旧盆)、種子取祭を含め「小浜島の芸能」として同文化財に指定されている。新型コロナウイルスの影響で一昨年は中止、昨年は午前のみの縮小開催となっており、今回は3年ぶりの通常開催となった。

 午前9時ごろ、北村の弥勒と南村の福禄寿が演者らを引き連れて集落を練り歩き、嘉保根御嶽に到着。庭の芸能では弥勒と福禄寿を先頭に座周り(ザーマーリィ)をし、太鼓や獅子、棒などが奉納された。

 終了後は境内中央に舞台が設置され、全員で神に礼拝した後、舞台芸能がスタート。祝儀(シュンギン)では両村の青年らが島の世果報を祈願。北村は「マミトーマ」「小浜節」、南村は「夜雨節」「稲摺り節」などを交互に披露した。

 その後も上布の製作工程を表現する「苧引き(ブーピキ)」「カシカキ」「天加那志(ティンガナシ)」、農具の鍛治打ちや農地開墾を演じる「鍛冶狂言」「作方狂言」が次々と演じられ、島民は3年ぶりの舞台奉納を満喫した。

 小浜公民館の長濵康館長は「心配された天気にも恵まれ、最高の結願祭ができた。島民全員が喜んでいる」と感慨深げ。「舞台での奉納、神司の祈願は神に届いたと思う。村中の健康と作物の豊作を願いたい」と語った。

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