足寄町茂喜牛141の「しあわせチーズ工房」(本間幸雄社長)が、土・日曜と祝日限定の持ち帰り専用カフェを工房内で開店した。9月17日にオープンし、今期の営業は今月30日まで。雄大な自然の中、チーズを挟んだパンや新鮮な牛乳、コーヒーなどが敷地内で楽しめる。9月下旬の連休には多くの人が訪れた。

持ち帰り専用のカフェを開店した本間社長
同工房は2013年にオープン。20年にはハード系チーズの「幸」が「ジャパンチーズアワード」の加熱圧搾・6カ月以上部門で最優秀賞のグランプリを受賞している。
長野から理想のチーズ作りを求めて移住した本間社長は「チーズを買うお客さんも増えてきた。景色も良いので長く滞在してほしい」と5年ほど前からカフェの構想を抱き始めた。
開店が実現した店名は「しあわせスタンド」。パンや今後置く予定のワインと合わせるなど、「チーズの食べ方の提案をしたい。ミルクが作られてチーズになる風景も知ってほしい」と話す。
飲み物は、町内のありがとう牧場(吉川友二代表)で放牧された牛乳(250円)、「牛乳だしコーヒー」(450円)、「ホットハンドドリップコーヒー」(同)など5種類を用意。軽食は、「幸」をバゲットに挟んだチーズサンド(650円)や、ミルクサンド(同)などを提供する。ドリンクとのセットは100円引き。30日までの土・日曜と祝日の午前10時から午後3時まで営業する。チーズの販売は11月以降も不定休で行う。
今後は敷地に芝生や石を敷き、屋外用のテーブルやパラソルも設置する予定。問い合わせは同工房(0156・26・2585)へ。
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