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紀伊民報社

紀南の観光PRに一役 2次元キャラクター奮闘

「白浜帆南美」の等身大パネルやグッズなどを展示しているまちなか総合案内所しらすな(和歌山県白浜町で)

 和歌山県紀南地方の観光地の魅力を発信しようと、2次元のキャラクターが奮闘している。白浜温泉(白浜町)や龍神温泉(田辺市)などでは「温泉むすめ」、上富田町では特産のヤマモモをモチーフにしたキャラクターが活動中。等身大パネルやグッズを目当てに訪れる観光客も増えている。

 温泉むすめは、エンターテインメントを通じて訪日旅行を促進する企業「エンバウンド」(東京都)が全国の温泉地をモチーフにしたキャラクター。温泉地の土地神として現在123のキャラクターがあり、それぞれの声優によるトークイベントや音楽活動などを展開している。
 県内では、白浜温泉に「白浜帆南美(ほなみ)」、龍神温泉に「龍神晴(せい)」、那智勝浦町の南紀勝浦温泉に「南紀勝浦樹紀(きき)」のキャラクターがあり、温泉地のPRに一役買っている。
 白良浜近くの「まちなか総合案内所しらすな」では、白浜帆南美の等身大パネルを展示し、缶バッジやアクリルキーホルダー、Tシャツなどのグッズを販売。全国の温泉むすめのグッズを「奉納」できるスペースも設けている。
 観光施設のアドベンチャーワールド、三段壁洞窟、白浜美術館などにも「ここでしか会えない」という白浜帆南美のパネルやグッズを置いている。グッズを集めているファンらが訪れているといい、南紀白浜観光協会は「国内外に白浜温泉を知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。
 11月26日には、パネルやグッズも取り扱う白浜町の「シラハマキーテラス ホテルシーモア」で温泉むすめのトークイベントがあり、白浜帆南美役の声優、谷口夢奈さんらが参加する。

上富田町をPRするキャラクター「一八桃葉」(左=和歌山県上富田町朝来で)と鉄道むすめの「黒潮しらら」(右=和歌山県白浜町堅田のJR白浜駅で)

 上富田町では、地域おこし協力隊の神田瑛二さん(23)が発案したキャラクター「一八桃葉(いちや・ももは)」が活動中。町特産のヤマモモやヒョウタンなどをモチーフにしている。
 等身大パネルのほか、缶バッジ、アクリルキーホルダー、Tシャツなどのグッズを、JR朝来駅構内の口熊野かみとんだ観光案内所に置いている。交流サイトのツイッターで毎日、町の情報を発信している。
 ツイッターを見たという観光客が案内所を訪れ、記念撮影をしたり、グッズの販売コーナーに置いているノートに記帳したりすることが増えてきたという。
 神田さんは「今後はいろんなイベントに参加していきたい」と話している。  紀南で活動するキャラクターは他に、玩具メーカーが展開する「鉄道むすめ」の一人として、白浜町堅田のJR白浜駅に「黒潮しらら」のパネルがある。

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