全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

ピパーツ苗1200本配布 収穫した実の買い取りも 石垣島熱帯果樹加工協同組合

石垣市役所でピパーツの苗の無償配布が行われた=26日午前

 ピパーツの生産振興を目的に石垣市から委託を受けている石垣島熱帯果樹加工協同組合(平田直樹組合長、組合員10人)は26日午前、市役所内でピパーツの苗1200本を来庁者へ無償配布した。市民の栽培奨励に期待を寄せ、収穫した実の買い取りも行う。

 この日は、配布開始時間の午前10時前から、苗を求めて庁舎内に長蛇の列ができ、用意した苗は、30分ほどで配り終えた。

 苗は1袋2本セットで用意。来庁者は栽培マニュアルの用紙と一緒に苗を受け取った。また、同組合が苗の生育状況などを追跡するため、受け取った市民らは専用用紙に住所や氏名を記入した。

 組合によると、早ければ半年ほどで実が収穫できるという。実を冷蔵で保管し、組合が1㌔1500円で買い取る。2022年度の買い取り量は500㌔を想定する。

 友人と訪れた垣花文子さん(66)=平得=は「実はコージューシーに入れたり、てんぷらにして食べたい。今から楽しみ」とうれしそうに話した。

 平田組合長は「こんなに大勢の方が来て驚いている。皆さんが実を確保してピパーツで新たな産業をつくりたい。何よりも楽しんで育ててほしい」と期待を寄せた。組合では要望があれば、肥培管理の講習も行うという。

 苗の無償配布は、22年度石垣市島やさい・ハーブ振興対策事業の一環。ことし6月補正予算で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(10割補助)を活用し700万円を確保。200万円は5000本分の苗の費用、500万円はピパーツ生産振興計画策定へ生産状況、数量、加工、販路開拓にむけた調査費などに充てる。

関連記事

紀伊民報社

異なる視点で「化学変化」 通信大手と地域企業

 和歌山県田辺市で通信大手NTTドコモの社員3人が、全く異なる分野の事業課題解決に挑む「越境学習」を始めた。農業から米穀販売、飲食業まで手がける「たがみ」(田辺市湊)と、地域ブランドの熊野米を活...

「農家のパスタ店」1周年 育てた野菜、特産も提供 池田の八木さん

 道東自動車道の池田インターチェンジを降りて国道274号を本別方面に向かうと、農家の住宅内に3月でオープン1周年を迎えた「道行パスタ店」(池田町信取74ノ1)がある。八木茂美代表(66)は「大勢の...

荘内日報社

みずみずしい湯田川孟宗集荷 27日直売所オープン 「表年」豊作見込む

 鶴岡の春の味覚「湯田川孟宗(もうそう)」の集荷が、25日に始まり、鶴岡市湯田川にあるJA鶴岡の集荷所に朝掘り採れたてのみずみずしい孟宗が次々と持ち込まれた。集荷作業の開始は平年並みだが、今年は豊作...

宇部日報社

商店街の魅力に触れる 新天町でウオーキングイベント【宇部】

 宇部市スポーツコミッション(長谷亮佑会長)主催の新天町アーケードウオーキングが24日、宇部新天町名店街で行われた。67人が参加し、往復800㍍を思い思いのペースで歩きながら商店街の魅力に触れ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク