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平和への祈り今年も 武州丸慰霊に20人参加 徳之島

なごみの岬公園の慰霊碑前であった武州丸の平和の夕べ=24日、鹿児島県徳之島町亀徳

 太平洋戦争中に米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没した疎開船「武州丸」の犠牲者を慰霊する「平和の夕べ」が24日、鹿児島県徳之島町亀徳にあるなごみの岬公園の慰霊碑前であった。島内の有志ら約20人が参加。78年前の惨禍での犠牲者に思いをはせるとともに、現在も続くロシアのウクライナ侵攻の早期収束を願いながら恒久平和への誓いを新たにした。

 武州丸と平和を考える会(幸多勝弘会長)が主催する恒例行事。同会と遺族会の共催で2010年までは慰霊祭が行われていたが、遺族の高齢化に伴い「平和の夕べ」に改称された。

 武州丸の惨禍を伝えるために幸多会長が制作した紙芝居の読み聞かせがあり、参加者全員が焼香して犠牲者の冥福を祈った。児童生徒を代表して手々小中学校の生徒が「武州丸の事を学び、驚くとともに悲しい気持ちになった。戦争の悲惨さを伝えていくためにも今後も歴史について学んでいきたい」と平和への誓いを発表した。

 幸多会長はあいさつで「当事者や遺族は亡くなられた方も多く、武州丸について語れる人も居なくなりつつある」と風化に危機感を示した上で、「小さな集いだが、平和への思いをつなげるためにも継続していきたい」と思いを込めた。

 武州丸は本土に向けて航行中の1944年9月25日、十島村中之島沖で米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没。徳之島町亀徳、井之川、山、尾母集落の学童や女性ら148人が犠牲になった。

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