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広がるサウナ熱 道内に新施設 登別や札幌に 十勝が火付け役

 森のスパリゾート・北海道ホテル(帯広市、林克彦社長)が2019年に本場フィンランド式の「ロウリュ」を導入したのを皮切りに、サウナ飯やサウナドリンクの開発など十勝サウナ協議会(後藤陽介会長)らが中心となりサウナ文化をけん引してきた十勝。ここ2年で十勝以外のエリアでもサウナ施設やイベントが次々と増え、9月に入りさらに新施設がオープン。サウナブームが拡大している。

登別のシンボル「鬼」をテーマにした、登別グランドホテルの「鬼サウナ」

 登別グランドホテル(登別市登別温泉町)は10日、登別のシンボルである「鬼」をテーマにした「鬼サウナ」を大浴場内に開設した。

 新型コロナウイルスの影響で観光業が苦戦する中、近年注目されているサウナツーリズムでの集客を目指しにぎわいを取り戻そうと企画。サウナー専門ブランドなどを手掛ける「ととのえ親方」こと松尾大さん(札幌)が監修した。

 登別の観光名所「地獄谷」をイメージし、外観に崖のような岩肌を配置。1時間に1回蒸気を発生させるオートロウリュ式で、サウナストーブは鬼のこん棒を模した金色のフレームを採用、温度は110度の高温に設定している。

 サウナ室の外には青鬼・赤鬼をイメージした2色の釜風呂を配置。同ホテルでは「国内の旅行客が登別・当ホテルへと足を運んでいただくきっかけとなれば」としている。日帰り入浴の料金は、大人1人2000円。

 20年に営業を終了した銭湯「富美(ふみ)の湯」(札幌市白石区)は23日、個室サウナ施設「フミノサウナ」としてリニューアルオープンした。

 同銭湯は約60年前に創業。設備の老朽化やコロナ禍での客数減少などを理由に20年12月末、営業を終了した。その後、近年のサウナ市場拡大、市民の3密回避意識の定着などを受け、民宿・無人ホテルの企画・運営などを手掛ける「マッシブサッポロ」(札幌市)が新業態の施設をプロデュースした。

 新施設は、1~3人用4室、1~4人用1室、1~7人用1室の全6室の個室サウナを備え、うち2室に水風呂を設置。料金は1室120分貸し切りで1人2600円から。飲食店も併設し、串焼きやホルモン焼き、サウナー向けのドリンクなどを提供する。

 同施設では「銭湯時代に担ってきた、地域住民の憩いの場としての役割を今後も継承したい。地域コミュニティーに貢献できる施設を目指す」と話している。

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