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「沖縄の牛」全国に 「しもじ51」きょう出発 県代表、竹富町から初 和牛能力共進会鹿児島開催 

第12回全国和牛能力共進会でハンドラーを務める下地正敏さん(右)と新城衣織さん=19日午後、下地牧場

 全国から選び抜かれた牛が一堂に会する第12回全国和牛能力共進会(同鹿児島県実行委員会主催)の県代表として下地牧場(下地太代表)=黒島=の若雌「しもじ51」が22日、開催地の鹿児島へ向けて出発する。同大会は日本一の牛を決めるために5年に1度開かれるもので、竹富町からの出場は今回が初めてとなる。下地代表は「県代表に選ばれた時点でもう自分だけの牛ではないと思っている。やれることはやった。沖縄の牛を全国にアピールするため、プレッシャーを力に変えていきたい」と意気込んだ。

 今回、出場する牛は、父が沖縄県種雄牛の福福波、母の父が安福久の血統で昨年5月生まれ。「生まれた時は小柄で病弱だった」というが、その後みるみる良くなり、7月に行われた県審査会では竹富町初、八重山全体でも25年ぶりとなる全共出場の権利を手中に収めた。

 県代表の全共での順位は、これまで5席が最高となっている。県畜産改良協会や黒島肉用牛生産組合などの関係者からの期待も大きく、出発を前に下地代表は「10年後の全共は沖縄開催が有力視されている。県種雄牛は先進地に負けないぐらい血統もそろってきている。全国の和牛生産農家も注目しているので、いい結果を残し、沖縄の牛全体の知名度を上げていきたい」と力を込めた。

 牛の搬送には同牧場従業員の新城衣織さん(21)が付きそい、牛の体調管理に万全を期する。フェリーや陸路など輸送が長時間に及ぶことから下地代表は「環境の変化が影響することが心配だ」というが、「本場の鹿児島で牛飼いとしての修行を積んだ新城さんの技術は素晴らしい」と信頼を寄せる。

 今回参加する第12回全国和牛能力共進会は「和牛新時代 地域かがやく和牛力」を開催テーマに10月6日から同10日まで鹿児島県の霧島市と南九州市で行われる。

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