酒田駅前にぎわい創出 酒田光陵高「maraマルシェ」 光の湊初登場
今回で10回の節目を迎えた酒田光陵高校(藤田雅彦校長)のビジネス流通科で学ぶ2、3年15人が企画した販売学習イベント「maraマルシェ」が27日、酒田市の光の湊A棟共有ロビーで開幕。先月に光の湊がグランドオープンしてから初の開催で、28日(日)までの2日間、生徒自ら交渉して仕入れたカボチャやトマトといった夏野菜を中心に販売、JR酒田駅前ににぎわいを創出するとともに、広く市民に食品ロス削減などを呼び掛ける。
このイベントは昨年7月、光の湊内の酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」運営に携わっていた、今春に同校を卒業した当時の3年生5人が、食品ロスやプラスチックごみの削減、駅前を中心とした地域活性化を目的に初めて開催。今年3月以降、リーダーの田代俊也さん(17)を中心に現3年有志が活動を引き継ぎ、前々回からは2年生も協力している。「mara」は、東京2020五輪・パラリンピックで酒田がホストタウンとなったニュージーランドの公用語の一つ、マオリ語で「光」の意。
今回は、初回から協力し続けているJA庄内みどり(曙町一丁目、田村久義代表理事組合長)の仲介で田代さんらが地元農家と交渉して仕入れた、色とりどりのパプリカ、フルーツトマト、小玉スイカ、ジャガイモなどをずらりと並べて午前9時に「開店」。先月31日に光の湊がグランドオープンしてから初めての開催となり、ホテルやレストラン、市立中央図書館の利用者はもとより、酒田駅前再開発事業における新バス停留所の完成に伴ってバス利用者も訪れ、次々と買い求めていた。
田代さんは「多くの人に支えられ、10回目を迎えることができた。先輩たちから引き継いだ後もたくさんの人から来場してもらい、本当にうれしい。2年生からも手伝ってもらっており、一緒に学びを深めていきたい」と話した。
冷蔵移動販売や無印良品販売も
28日は午前9時から午後3時ごろまで。元気インターナショナル(中町一丁目、高橋陽子理事長)の冷蔵移動販売車、無印良品の移動販売車なども来場、フルーツサンドや雑貨を販売する。

夏野菜を買い求める人たちでにぎわう光陵高「maraマルシェ」=27日午前
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