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加茂地区に東北日本海側初の地域づくり拠点 「渚の交番in鶴岡」来春誕生

 鶴岡市加茂地区に、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりの総合拠点とする「渚の交番in鶴岡」(仮称)が来春誕生することになった。ドリームやまがた里山プロジェクトなどの団体や県内企業で組織するNPO法人エコ・リンクやまがた(山形市、髙橋雅宜理事長)が、日本財団(東京、笹川陽平会長)と協働で開設する。「渚の交番」は現在、全国11カ所に整備され、加茂地区は東北の日本海側では初の拠点施設となる。

加茂地区に来春オープン予定の「渚の交番」外観イメージ

 「渚の交番」は日本財団が進めるプロジェクトの一つで、海辺のさまざまな活動、活動に関わる人々と情報を横断するような拠点を整備するもの。全国の先進事例にもなっているバリアフリービーチなど同財団の海と日本プロジェクトが庄内地域を中心に展開されていることを踏まえ、エコ・リンクやまがたが庄内浜への渚の交番誘致を構想。

 周辺に加茂レインボービーチや加茂水族館、加茂水産高、県水産研究所が集積し県内の海洋教育・海洋研究の拠点となっており、さらに2019年5月に日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に追加された加茂地区を候補地として、関係者間の調整を進めてきた。

 加茂地区の渚の交番は、加茂水産高と県水産研究所の間の海岸そばに整備する。市有地の旧消防ポンプ庫跡地約300平方メートルを取得し、鉄骨造り3階建て、延べ床面積約550平方㍍の拠点施設を建設する。9月に工事を本格化させ、来年春のオープンを目指す。施設整備の約2億円は日本財団が担い、施設運営は地元・加茂地区の有志による地域づくり団体「一般社団法人大好きな加茂」(佐藤浩之理事長)の協力を得てエコ・リンクやまがたが行う。

 2階に目の前の海と水平線に沈む夕陽を眺望できる30席ほどのレストランを設ける。イタリアンシェフ「パッソ ア パッソ」(東京・門前仲町)の有馬邦明さん(50)を料理メニュー監修に迎え、魚介類を中心に在来作物など庄内の食材を使った料理を提供。国内で有馬シェフは野生鳥獣の食肉を使った「ジビエの魔術師」とも称されており、秋冬にはジビエ料理の提供も予定されている。

2階に設けられる有馬シェフ監修のレストランのイメージ

 1階にファストフードなどの物販機能、マリンスポーツ受け付けコーナーなどを備える予定。3階は海洋教育のワークショップや料理教室、イベントなどに活用するスペースとして運営・利用していく。

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