木立の緑の葉に黄色の花やつぼみが映えるキレンゲショウマ
長野県茅野市北山柏原の「つどいの里・八ケ岳山野草園」(平澤俊一代表)で、希少なキレンゲショウマやレンゲショウマの花が見頃を迎えている。標高1000メートルの高原は秋の七草のハギ、クズ、フジバカマも咲き、訪れる人を楽しませている。
同園は山の斜面に自生種と植栽によって造られ、散策路を歩きながら四季折々の植物を観察できる。
キレンゲショウマはアジサイ科レンゲショウマ属。小説「天涯の花」でも知られる。光沢のある大きな手のひらのような形の葉の間から伸びた細い茎の先に長さ4センチほどの円すい形の黄色い花がらせん状に開く。丸や細長のつぼみも黄色で緑の中に浮かんでいるよう。
レンゲショウマはキンポウゲ科レンゲショウマ属。ハスに似た花径4センチほどの薄紫色の花。周りはがくだが二段構えの花に見え小さくとも「森のシャンデリア」などと称されファンも多い。園内の植物のほとんどは併設のショップで販売。同市チェルトの森で暮らす老夫婦は「家の庭で咲いたらうれしい」とレンゲショウマを買い求めていた。
入園無料。問い合わせは同園(電話0266・73・5310)へ。
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