初挑戦で堂々3位 徳之島高の大澤 全日本高校パワーリフティング

初出場した全国大会で3位に輝いた大澤=16日、鹿児島県伊仙町面縄
全日本高校パワーリフティング選手権(全日本高校パワーリフティング連盟主催)が14日、さいたま市のサイデン化学アリーナで開かれ、鹿児島県立徳之島高校3年の大澤宝穂(17)が男子59キロ級で3位に輝いた。部活動がないため個人で競技に打ち込んできた大澤は「ずっと出場を目指してきた大会でメダルに届いた。自信につながる」と話した。
大澤は野球のトレーニングの一環で中学生の頃からパワーリフティングを始めた。高校から本格的に競技に取り組み、今年4月の県大会・男子66キロ級で初優勝して全国への切符を手にした。
全国大会には全国から男女約80人が出場。大澤はベンチプレス110キロで種目別1位を記録し、スクワットで135キロ、デッドリフトでは160キロをそれぞれ持ち上げ、総合で堂々の3位に入った。
ジムと学校で週6回練習を積み、減量にも取り組んできた大澤は「学校では他の運動部員に交じってトレーニングに励んできた」と話し、「県内の大学に進学して競技を続けるつもり。将来は消防士になって自分のジムを持ちたい」と語った。
大澤の挑戦を支えてきた富山トレーニングジム=伊仙町面縄=の富山健吾代表(62)は「集中力があり成長が早い選手。今後も精進してさらに上を目指してほしい」と激励し、「約30人いる他の練習生にも励みになる。私もマスターズ大会へ向けて頑張らないと」と笑顔を見せた。
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